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--- サーキット走行のすすめ ---

サーキット走行してみませんか?
「サーキット走行」と聞いて何を連想しますか?「怖い」「お金がかかりそう」 「面白そう」「イヤだ!」など様々でしょう。全国各地にあるサーキットは、 毎日レースを開催しているわけではありません。体験走行や練習走行もできるの です。

オートバイという趣味を持ったなら、サーキット走行を体験してみる 価値は充分にあるかも知れませんよ!

じゃぁ、いったい何を準備して、何をすれば良いのか、簡単に説明いたします。

必ず必要なもの
必要なものは、オートバイ、フルフェイスヘルメット、皮ツナギ、グローブ、 ブーツです。このページをご覧の方なら、オートバイとヘルメットとグローブ はお持ちでしょう。あとは、皮ツナギとブーツです。
あわてて買わなくても、初体験は”借り物”で済ませましょう。こんな時、 頼りになるのが友達です。場合によっては、友達の友達とも友達になって皮ツナギ を調達しましょう。また、行きつけのショップに相談してみるのも良いでしょう。

2001/04/17追記
TIサーキット英田では、皮ツナギのレンタルサービスがあります。
このサービスが、全国のサーキットに普及するといいですね。

最も手軽な方法は、サーキット走行会
ショップやバイク雑誌などが主催する「サーキット走行会」 に参加するのが、一番簡単です。サーキット走行会の最大のメリットは、 サーキットライセンスが必要ないことです。ですから、 「とにかく一度体験したい!」という方にはおすすめです。

皮ツナギの着用義務がない走行会もありますが、こちらは 「先導車付き追い越し禁止」となる場合がほとんどで、少々物足りなく 感じたり、欲求不満になる可能性が大きいです。

走行費用は、1時間(30分×2本または20分×3本)で¥15,000〜 ¥20,000ほどが相場のようです。ゲストライダーが、ライディグの 指導をしてくれる場合もあります。

サーキットライセンスとは
走行会に参加してみて「面白い!また走りたい!」と思ったら、サーキット ライセンスを取得しましょう。 サーキットライセンスとは、サーキットの会員証のようなものです。 例えば、筑波サーキットのライセンスは、筑波サーキット以外では使用できま せん。
区別するために説明しますと、MFJライセンスはレースに出場するため のライセンスで、全国のサーキットで使用できます。しかし、MFJライセンスで サーキットの走行を予約したり、走行することは出来ません。

筑波サーキットのライセンス取得費用は、¥21,000です。 このうち¥10,000は、有料キャンセルした時のために”預けておくお金”であり、 有料キャンセルをしなければ返金されます。ですから、実質¥11,000ということ になります。ライセンスの有効期限は、1年間です。 (※初心者向けのファミリーライセンスの費用を示します。中級者以上向けの スポーツライセンスは、別途費用がかかります。)

このライセンスを取得すれば、あらかじめ設定された練習日を予約し、走行する ことが出来ます。走行料金は、平日30分¥2,500、土日祝日30分¥3,000 です。
1〜2月は、冬季割引により平日30分¥2,000、土日祝日30分¥2,500、 更に9:30のスタートまでは、冬季早朝割引で平日30分¥1,500、土日祝日30分 ¥2,000となります。

何で行けば良いのか?
自宅からサーキットまでは、トランスポーター(バイクを積むためのワンBOXカー) で行くのが理想的です。しかし、いきなりトランポを買う訳にもいきませんから、 自走で参加されても良いと思います。万一のことを考えて、出来れば2人以上で 参加することをおすすめします。

自走で参加した場合は、必要充分以上の安全マージンを取って走行しましょう。 脅かすワケではありませんが、ケガをして、愛車が壊れて、その上帰る手段が ない・・・状況は悲し過ぎます。

ミラーが簡単に外せる場合は、ミラーを外す工具を持参して下さい。 また、ヘッドライト、ウインカー、テールレンズをテーピングするためのガム テープが必要です。

初めてサーキットを走る方に
必ず守っていただきたいことは、「急に進路変更をして後続車にラインを譲っては いけない」ということです。追突の可能性があり、大変危険です。
すぐ後ろの車両に譲ったつもりでも、更に速い車両がその後ろから追い越しをかけている 場合があるからです。

”自分は初心者で遅いから”といって、後続車に気を使い過ぎてはいけません。 後続車が近づいて来たことが判ったら、ラインを変えるのではなく立ち上がりで少し アクセルを緩めればいいのです。 そうすれば、後続車は抜きやすいサイドから抜いて行きます。

完全燃焼しませんか?
長距離を走っても疲れの少ないBMWでは、1日に400〜500kmのツーリングを走っても身体は 心地良い疲労がある程度で、筋肉痛にはならないでしょう。ところが、サーキット走行 では違います。1日に1時間(30分×2本)も走れば精神的、肉体的に完全燃焼でき、 翌日には身体のアチコチが痛いはずです。(私だけ?)

走行を終えた瞬間は、腕と太ももがパンパンで、膝がガクガク、やや放心状態ぎみに 興奮している・・・という感じです。(えっ、私だけ?)

「もっと速く走らなきゃ、でも転んじゃいけない!」という自己コントロールの中で、 シフトタイミングや走行ラインを研究していきます。その結果は、ラップタイム という極めてシンプルで明確な数値で表されます。

この熱くて濃い時間は、非日常的で麻薬的な魅力を持っています。
オートバイを趣味として考えたとき、この完全燃焼できる満足感は非常に大切です。 誤解を恐れずに言えば、我々趣味人の最終目標は「満足感を得ること」ではないで しょうか?
もちろん、「サーキット(コーナー)を攻めて満足感を得る」というのは、ひとつの 選択肢に過ぎません。

サーキットは危険で安全です
私は、走り慣れたワインディングロードを走るときでも、自分が感じる限界値の80% ほどで走行します。それでも、時々”ヒヤッ”とすることがあります。
大型バスがやむを得ずセンターラインをオーバーして対向して来たり、非常識オジサンが ブラインドコーナーのクリッピングポイントに車を停めて写真撮影していたり、するから です。

サーキット走行では、常に限界値の90%以上で走りますが、”ヒヤッ”とすること ありません。単独走行なら95%でも問題ありません。

しかし、当然ながらサーキットは、アベレージが高く、限界に近い走行をしていますから、 ミスをすれば即転倒したりコースアウトしケガをする可能性はあります。 ただし、少なくとも、対向車と正面衝突したり、電柱に激突することはありませんので、 その意味では安全です。

「タイムを詰めたい!」という思いをマインドコントロールしつつ、転倒やケガをしない ように、長い間サーキット走行を楽しめれば理想的です。

意外と安いぞサーキット
筑波サーキットライセンス所持者が、筑波サーキットを1時間(30分×2本)走行した場合、 走行費用は¥5,000〜6,000です。(冬季割引を除く)
”大人が一日遊ぶコスト”としては、決して高くはないと思いませんか?

私は地理的に恵まれており、筑波サーキットまで一般道で40分、ツインリンクもてぎ まで一般道で70分ほどで行けます。高速道路や有料道路を使用してワインディングロード まで出掛けることを考えると、サーキットに割安感があります。

フルブレーキング、フルバンク、フル加速の繰り返しですから、タイヤやブレーキ パッドなどの消耗速度は早いはずです。しかし、個人的にはそのようには感じません。

現在、使用しているパイロットスポーツは、サーキット走行5時間を含む2500kmの走行で、 6分山ほど残っています。フロントのブレーキパッドは、9500kmで交換しましたが、新品 のパッド厚さ5.0mmに対して、半分の2.5mm残っていました。
走り方にもよるでしょうけれども、私は一般道に対して極端な消耗とは思いません。


【2002年10月訂正】
お詫びして、訂正いたします。だんだん上達してラップタイムが上がってくると、 タイヤやパッドは一般道とは比較にならないくらい消耗します。筑波サーキットのラップタイム が1分12〜15秒くらいのレベルで、5〜8時間くらいのサーキット走行でタイヤ交換を しています。10時間以上使う人はいません。

トランポ
自走でのサーキット走行には、いろいろな意味で限界があります。
サーキット走行(レース)を趣味とするなら、必ずほしくなるのがトランポ(オート バイを運ぶワンボックスカー)です。

我々一般庶民にとって、2種類の作戦が考えられます。

@現在使用している車を買い換えるとき、ワンボックスタイプにする。
A現在使用している車とは別に、安い中古車を購入する。


駐車場の確保が困難なら@、用意出来るならA、が良いのではないでしょうか?
いずれの場合でも、常日頃の家族とのコミニュケーションがもっとも大切なことは、言う までもありません。

レース関係の雑誌、サーキットの掲示板、などで売り物が出ていたりします。そういった 車両は、トランポ用に改造されていて便利です。
また、場合によっては、ラダー(バイクを積み降ろしするための板)や タイダウン(車内にバイクを固定するためのロープ)が付いてくるかも知れません。

一般道へのフィードバック
サーキット走行に慣れてくると、「今まで、いかにイイカゲンなシフト操作、クラッチ 操作、ブレーキ操作をしていたんだろう。」と感じました。

フロントタイヤから音が出るまでブレーキを握ることも、あまり緊張せずに出来るように なりました。従来と同じアベレージでワインディングを走行しても、より大きな安全 マージンを感じられるようになりました。

オートバイのインプレッションで「自分が上手くなったような気がする。」という表現が よく使われますが、そうではなく確実に上手くなります。 速く、安全に、楽しく、走れたらいいですよね!

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